あわいを往く者

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頂き物 九十九の黎明 第一章「雀の眼」より

マイナビ出版ファン文庫『黒手毬珈琲館に灯はともる』他、『書店であった泣ける話』といった短編集にも幾つも寄稿しておられる澤ノ倉クナリさんが、なんと、「九十九の黎明」のワンシーンを 漫 画 に描いてくださいました!!!
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 私、澤ノ倉さんの絵の、特に透明感のある凛としたタッチがすごく好きなんですが、まさか自キャラを描いていただけるとは! しかもまさかでまさかのコミカライズ!! エッこれ夢かな!?? ありがとうございますありがとうございます!!!
  
「遅いぞ」と文句を言いつつも微かな笑みを浮かべるオーリ。この有るか無きかの微笑がこの場面のオーリにぴったりで、ただひたすら感動です。
(ツイッタで「オーリのプロ(プロ??)にしかわからない微かな笑み」と謎なコメントを呟いたら、みにらさんが名乗り上げてくださいました。←ここでリンクしたツイートから連なるリプライがまた素晴らしいので、是非ご覧になってみてください)
  
 ハッと顔を上げるウネンが滅茶苦茶可愛くて、目が釘づけになってしまいます。頬の汗は謎の声の余波ですよね。細かいところまで拾っていただける喜び!
  
 そして真打登場とばかりに大きく描かれたモウル……の胡散臭さ!
 ここに至るまでの視線の流れと、コマの間を吹き渡っていく風の流れ、その二つが合わさったところで大見得を切る主役(自称)の存在感!
 控えめに言って、最 高 だと思います。
  
     * * *
  
 実は澤ノ倉さんは、完成版とともに線画と下書きもアップしてくださってたので、以下にそちらも展示させていただきますね。(これでいつでも何度でもすぐに拝見することができる……!)
 まずは、線画。シャープなのに柔らかな描線がほんと素敵です。
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 線の強弱が立体感を演出しているの、さすがだなあ。
 個人的に、ウネンの顎から襟元にかけてのラインがすごく好き。
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 そして、この下書きなんですが、見てください、オーリの表情!!!
 無茶苦茶渋くて恰好いいニヒルな笑み! 「ニヤリ」ですよ「ニヤリ」なオーリですよ!
  
 澤ノ倉さん曰く、
>作中の感じだと「もっと微妙な感じだな…」とペン入れ時にやわらげた
 とのこと。
 おっしゃるとおり、確かにこのシーンには完成版の仄かな仄かな笑みがぴったり当てはまっていて素晴らしいの一言なんですが、それはそれとして、この下書きのオーリ、むっちゃカッコイイじゃないですか。これぞまさに一粒で二度おいしいというアレです。この下書きも見ることができて本当に嬉しいです!
 そして、そんな細部にまで心を砕いてくださったということが、本当に幸せです!
  
 澤ノ倉さん、素敵な漫画をありがとうございました!!

『黒手毬珈琲館に灯はともる』書影←『黒手毬珈琲館に灯はともる』ほか、澤ノ倉クナリさんの著作絶賛発売中@Amazon
  
澤ノ倉クナリさんのサイトはこちら。
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