石燈さんからいただいた「九十九の黎明」のイラスト二枚目は製本版第二巻より、オーリと煙突掃除の少年コニャです！（一枚目はこちら）
　 
　まず真っ先に目が行く鴉、カッコイイ！　自分のサイトのバナーやファビコン、ツイッタ等のアイコンに鴉を使いまくっている身としては、これだけでもうホクホクしちゃうんですが、息継ぐ間もなくオーリとコニャに目が吸い寄せられて、テンションがグワーっと上がりました！　ていうか、肩車～～！！（歓喜）　お兄ちゃんみ溢れるオーリが見られて幸せです！！！
　 
　コニャ、すごく可愛い＆格好いい。これは将来イケメンになりますね！　ズボンのツギも解釈完全一致です。
　彼は六人兄弟の一番お兄ちゃんなこともあって、「お兄ちゃんお姉ちゃんに構ってもらう」ということに憧れているんですよ。仕事柄、高い場所も全然苦にならないし、あまり物怖じしない性格だし、それに何よりあの時危機から救ってくれたオーリに絶大なる信頼を抱いているから、必要とあらば遠慮なく肩車をお願いすることでしょう。
「あっ、あれ、前に僕が助けた鴉じゃないかな！　うー、屋根が邪魔でよく見えないや、護衛さん、ちょっと僕を肩車してくれない？」
　 
　そんなコニャにオーリは「うむ」とか頷いて軽々と肩車するわけですが。見てください、この、僅かに緩む目元、微かに浮かぶ笑み。
　これ、絶対、コニャが自分のことを怖がらないのが嬉しいんですよ。でも笑顔を浮かべ慣れていなくて、こう、ぎこちない感じになっているという……。尊い……。
　 
　画面の奥に広がる王都の風景も素晴らしいです。まるで児童書の表紙や口絵のよう。
　この世界に、彼らが確かに生きている、そんな感慨が湧き起こりました！
　 
　使用された画材については、石燈さんのPixivをご覧ください。
　石燈さん、素敵なイラストをありがとうございました！