頂き物 「紅玉摧かれ砂と為る」ラグナ
うん孔明さんが「
紅玉摧かれ砂と為る」のラグナを描いてくださいました……!!! 見て!見てください!この麗しさ! ありがとうございます、ありがとうございます!!
ツイッタにて創作キャラ絵のリクエストを募っておられたところに、運よく居合わせることができまして、「文字書きさんの書いた文字から想像して絵に起こしてみたい」ということで、以下のような文章をしたためさせていただきましたん。
少年の面影を色濃く残す滑らかなおとがい、繊麗な鼻筋。名工が筆を入れたかのような眉。だがそんな優雅な造形とは裏腹に、彼の眼差しは手負いの野獣を彷彿とさせた。深い灰の瞳は荒れ狂う冬の海そのものだった。
緩やかに波打つ赤の長髪を、突風が巻き上げる。薄い唇がすうっと切れ上がり、犬歯がちらりと顔を覗かせた。
「さて、地獄までの道を、裏切り者どもの血で塗り固めてやるとするか」
伴の騎士が「御意」と目を伏せる。亡国の王子は今一度唇を引き結ぶと、愛馬の手綱をそっと緩めた。
そうして描いてくださったのが、この、ラグナなのです!
いやもう、すごい。この、ちからの籠もった眼差しはまごうことなくラグナです。見るからに勝気そうな表情をしていながら、思慮深さもうかがえる口元。香り立つ気品は、まさしく王太子に相応しいもの。
少年の季節を過ぎたばかりという雰囲気も、素晴らしいです、最の高。何度も見返しては、幸せに浸っております。
うん孔明さん、素敵なイラストをありがとうございました……!!