あわいを往く者

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頂き物 九十九の黎明 第六章「もう一つの故郷」より

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 綿野さんが、「九十九の黎明」のウネンとヘレーのイラストを描いてくださいました!!! ありがとうございます!!!!
 実は四月にいただいていたのですが、ご紹介がすっかり遅くなってしまいました。第六章のウネンの過去回より、満天の星空を見上げるあのシーンをイメージして、とのことです。このまま本の挿絵になりそう……いや、もしかして、既にハードカバーの本になってたかも……うん、なってた(ぐるぐる目)……と強めの幻覚を見てしまいそうな素晴らしい絵です!
  
 照明具が発展途上なこの世界、夜を迎えた森はひたすら暗く、だからこそ星明りの一つ一つが貴石のように尊いんですよね。たましいが吸い込まれてしまいそうな深い夜空を、二人仲良く並んで見上げて、他愛もない会話を交わす懐かしいひととき。ヘレーを見つめるウネンの眼差しがあまりにも真っ直ぐで、この時のヘレーの心情を想像するだけで胸が一杯になります……。
  
 そして、淡い色を一筆一筆丁寧に塗り重ねたかのような、この筆致! 水彩画を彷彿とさせるタッチが絵の雰囲気にぴったり合っていて最高オブ最高です。
 綿野さんは「シダル 信念の勇者と親愛なる偏奇な仲間達」を始めとするご自身の小説の挿絵も描いておられるので、是非ツイッタをチェックしてみてください。ていうか、シダル無茶苦茶面白いので、皆さん読んで!!!この春に出会って以来、私、機会を見つけてはツイッタで叫んでますが、重厚で奥行きのある世界を、一癖も二癖もある魅力的な登場人物達が、重い使命を背負いながらも笑って楽しく旅をする、読み応えたっぷりのファンタジーです。ほんとオススメ!
  
 ……なんだか話が脱線してしまいましたが、このままアップしてしまおう。HAHAHA。
 綿野さん、素敵なイラストをありがとうございました!!

綿野さんのサイトはこちら。
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