The one who treads through the void

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CONTRADICTING BLOCKS contents

初めてこのページにおいでの方は、まず「INFORMATION」をご一読ください。
 
公立進学校の化学教師、朗(ろう)先生と、三年生になって化学部の部長を引退した志紀(しき)の、カラダから始まる関係とは……。
[R18] 十八歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
 
この物語の加筆修正版が電子書籍化されました。 主な加筆内容
編集部のご厚意により、改稿前の旧来版を、プロトタイプ版として引き続き公開しております。
このプロトタイプ版は、誤字脱字の修正を含めて今後一切改訂されることはありません。当時はこれで最善を尽くしたつもりでしたが、電子書籍版と比べてしまうと、かなりつたない出来となっております。悪しからずご了承ください。
柏木陸が主役のスピンオフが書籍化されました。
書き下ろし短編「むかしがたり」には、高校一年生の原田嶺や高嶋珊慈が登場、陸と嶺の確執の一端が明らかになっています。

本編

 2006/12/28~2007/11/8
第一話  転轍    
何も無かったことにしよう。そう心にリセットをかける志紀を、朗はなおも追い詰める。
第二話  踏切     
夏休みの化学部の合宿。欠席の現部長の代わりに、志紀は朗の手伝いにかり出され……。
第三話  軌道    
文化祭の、閑古鳥の鳴く化学室。珍しくも穏やかな時が過ぎると思いきや……?
第四話  暗渠    
放課後、化学室へ向かおうとした志紀を、一人の学友が呼び止めた。
第五話  隧道     
彼らの間には入り込めない。そう思い込んだ朗は、志紀を、自分を追い込んでいく。
第六話  折返     
打ちひしがれる志紀に差し伸べられるのは、救いの手か、それとも……。
第七話  終点     
遂に自家撞着に気づき始めた朗。志紀を助手席に乗せ、来し方を辿ろうとする。

番外編

邪念  文庫本換算10頁・2008/11/19
「軌道」と「暗渠」の間、体育祭での小話。箸休めにどうぞ。

後日譚

傀儡  ― くぐつ ―     34頁・2008/2/13
国公立大二次試験を控えたバレンタインデー。だが、化学室に朗の姿は無く。
陥穽        60頁・2009/4/8
朗と行くつもりで申し込んだ映画の試写会で、志紀を待ち受けていたのは……

以下はサイトの表側への一方通行リンクとなっております。悪しからずご了承ください。

外伝

電子書籍版の続編シリーズ。
新しい春を向かえ、歪な関係に終止符を打った二人の、新しい物語。
 
大学四回生となった柏木陸は、人里離れた山奥で嵐に遭遇する。幽かな灯りを頼りに辿りついたのは、古びた洋館で……。
 
そこらの男よりも男らしい男勝りの女子大生と、彼女に天敵認定されたお調子者の先輩・原田嶺が繰り広げる、時々謎解き、時々どつき漫才。